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旧約聖書

箴言の学び


背景

箴言は、大部分がイスラエル統一王国が最も繁栄を誇ったときの王、ソロモン(紀元前931年)によって書かれ、又は編纂されています。特に最初の24章は、明らかにソロモン自身がまとめたとされています。

25章から29章は、ソロモンの箴言集のなかから、ユダ王国ヒゼキヤ王の時代にヒゼキヤ王(紀元前700年)が書記によって編纂したものとされています。最後の30章と31章は、アグルとレムエルによって記されたと述べられています。アグルについては、30章1節にマサの子ヤケの人アグルと記されており、レムエルについては、マサの王レムエルと記されていますが、それ以上の詳しいことは判っていません。

箴言がソロモンによって書かれたことについては、最初の24章のなかにも三箇所ではっきり記され(1:1、10:1、22:20)ヒゼキヤ王がソロモンの箴言を編纂したことについても25章に、そのことが記されています。(25:1)そして、ソロモンが三千以上の箴言を記したことについては、列王記に述べられています。(列王記上4:32)

箴言の1章から9章までは、ソロモンが自分の子供たちに書かれた目的と、そこにある教訓について教え、知恵と理解を深めることの大切さについて訓戒をしています。

10章からは、最初の箇所で付記されているように、ソロモンの箴言が実際に述べられ、このなかで述べられている多くの箴言、格言は、例えば正しい者と悪しき者という対比のかたちで、それがどのようなものであるのかが述べられています。

ソロモンが箴言を記した目的は、知識と知恵を求め、物事を理解し、知る知識と、その情報、知識をもとに先に起こる結果を判断し、実際の行動に適応することの大切さを、格言、箴言によって伝えることにありました。


概要

I. 主を恐れることは知識の初めである。(1-9)

A. 主を恐れることは知識の初めである。愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。( 1:1-9)
B. わが子よ。罪人たちがあなたを惑わしても、彼らに従ってはならない。(1:10-33)
C. 思慮があなたを守り、英知があなたを保って、悪の道からあなたを救い出し、正しい人々の道を守るがよい。 (2)
D. 心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。(3)
E. 知恵を得よ。悟りを得よ。知恵の道をあなたに教え、正しい道筋にあなたを導いた。 (4)
F. 分別を守り、あなたのくちびるが知識を保つ。あなたの道を他国の女から遠ざけ、その家の門に近づくな。あなたの水ためから、水を飲め。豊かな水をあなたの井戸から。 (5)
G.隣人のために保証人となるな。なまけ者よ。蟻のところへ行き、そのやり方を見て、知恵を得よ。主の憎むものが六つある。いや、主ご自身の忌みきらうものが七つある。 (6)
H.わが子よ。私のことばを守り、私の命令をあなたのうちにたくわえよ。それは、あなたを他人の妻から守り、ことばのなめらかな見知らぬ女から守るためだ。 (7)
I.わきまえのない者よ。分別をわきまえよ。愚かな者よ。思慮をわきまえよ。知恵であるわたしは分別を住みかとする。そこには知識と思慮とがある。主を恐れることは悪を憎むことである。わたしは高ぶりと、おごりと、悪の道と、ねじれたことばを憎む。 (8)
J. 知恵は自分の家を建てる。主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである。 (9)

II. ソロモンの箴言(10-22:16)

A. ソロモンの箴言。知恵ある子は父を喜ばせ、愚かな子は母の悲しみとなる。(10)
B. 悪しき者の愚かさ( 11)
C. 正しい者の家は立ち続ける(12 )
D. 知恵のある者のおしえはいのちの泉(13 )
E. 人の目にはまっすぐに見える道がある。その道の終わりは死の道である。.(14)
F. 柔らかな答えは憤りを静める(15)
G. 知恵を得ることは、黄金を得ることにはるかにまさる(16)
H. 主は人の心を試される (17)
I. 主の名は堅固なやぐら。正しい者はその中に走って行って安全である(18)
J. 主を恐れるなら、いのちに至る。満ち足りて住み、わざわいに会わない。(19)
K. ぶどう酒は、あざける者。強い酒は、騒ぐ者。これに惑わされる者は、みな知恵がない。(20)
L. 人は自分の道はみな正しいと思う。しかし主は人の心の値うちをはかられる。(21)
M. 名声は多くの富よりも望ましい。(22)

III. 知恵のことばと訓戒 ( 22:17-24)

A. 知恵のことば(22:17-22:29)
B. わが子よ。よく聞いて、知恵を得、あなたの心に、まっすぐ道を歩ませよ。(23)  
C. あなたは心のうちで罪人をねたんではならない。ただ主をいつも恐れていよ。 (24)

IV. ユダの王ヒゼキヤの人々が書き写したソロモンの箴言 (25-31)

A. ユダの王ヒゼキヤの人々が書き写したソロモンの箴言 (25-29)
B. アグルとレムエルのことば. (30-31)


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