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旧約聖書


ヨナ書の学び


背景

ヨナ書は、アミタイの子ヨナによって記されました。ヨナは旧約聖書のなかで最も興味深い預言者の一人です。
列王記下の「ユダの王ヨアシュの子アマツヤの第十五年に、イスラエルの王ヨアシュの子ヤロブアムが王となり、サマリヤで四十一年間、王であった。彼は主の目の前に悪を行ない、イスラエルに罪を犯させたのすべての罪をやめなかった。
ネバテの子ヤロブアムは、レボ・ハマテからアラバの海までイスラエルの領土を回復した。それは、イスラエルの神、主が、そのしもべ、ガテ・ヘフェルの出の預言者アミタイの子ヨナを通して仰せられたことばのとおりであった。」(列王記下14章23-25)という記述からも推測できるように、ヨナは北イスラエル王国のヤロブアム二世が王位に就く、紀元前780年頃の預言者と考えられ、ヨナ書は紀元前780年から紀元前760年の間に記されたと考えられます。
ヨナは神から敵国の都ニネベに行って悔い改めと神からの警告を伝えることを告げられましたが、神の慈しみ、恵みを敵に伝えることを頑固に拒みました。
ヨナ書は直接的にはヨナの同胞であるイスラエルの民に向けて述べられたものです。そして、記述をとおして、選びにあるイスラエルの民の驕りにたいする神からの強い諫めのメッセージとなっています。
神の救いはイスラエルの民に対してだけでなくすべての国の民に向けられていること、民が選ばれているのは主の憐れみ深さ、恵み深さ、神の栄光を証する祭司の国として選ばれていることを思い起こさせることがこの書の記されている目的となっています。 


概要

I. 神の御顔を避けて逃げる不従順(1章)

A. ニネベへ行って叫べと告げられた神を避けて逃げる(1章:2-3)          
B. 海が嵐になる(1章:4-9)
C. 船の難破を救うため海に投げ込まれる(1章:10-16)
D. 神が用意された大魚に呑み込まれる(1章:17)

II. 試練に会い大魚の腹の中から祈る(2章)

A. 自分の身に及んだ試練に嘆くヨナ(2章:1-6)
B. 神への誓いを果たす(2章:7-9) 
C. 主は魚に命じ、ヨナを陸地に吐き出させる(2章:10)

III. ニネベの人々へ神の警告を告げる(3章)   

A. ニネベへ行って叫ぶよう再び告げられる(3章:1-2)
B. ニネベへの警告(3章:3-4)
C. ニネベの悔い改め(3章:5-9)
D. ニネベに対する裁きを思い直される神(3章:10)

IV. 神のニネベにたいする憐れみに憤慨する(4章)

A. 神の憐れみに憤慨し、死を願うヨナ(4章:1-4)
B. 神が用意された木の陰に憩うヨナ(4章:5-6)
C. 神が用意されたとうごまの木を枯れさせる(4章:7)
D. 神が木を枯れさせたことに憤り死を願うヨナ(4章:8)
E. 神に諌められるヨナ(4章:9-11)


旧約聖書


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