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旧約聖書


オバデヤ書の学び


背景

オバデヤ עבדיהという名前は、「神に仕える者」、という意味です。
オバデヤ書はオバデヤによって記されたと推察されていますが、オバデヤが果たしてどのような人物であったのか、どこの出身であって、実際にどのような背景を持っていたのかについては、推測の域を出ていません。
さらに、オバデヤ書の記された時期についても聖書学者のあいだで意見が分かれており、古い時代に記されたと考える聖書学者は、ユダ王国でヨシャパテが王であった紀元前9世紀の中頃と推定し、他の聖書学者はユダ王国のバビロニア捕囚の時代紀元前6世紀の初期と推定しており、オバデヤ書の記されたとされる時代には諸説があります。
エレミアは、明らかにエレミア書のなかでオバデヤ書を引用してエドムの滅亡の預言をしています。(エレミア書49章7-22)
もし、エレミアがエドムの滅亡について、オバデヤ書を引用しているという仮説が正しければ、エレミア書が記されたとされるユダの王ヨシアの治世十三年(627B.C.)からユダの王ゼデキア十一年の終わり(586B.C.)の時代以前にこのオバデヤ書は記されていることになります。さらに、オバデヤ書にはエルサレムの神殿の崩壊に関する記述は一切述べられておらず、バビロニアの侵攻と捕囚の時代にオバデヤ書が記されたと考えることには無理があるように思われます。
列王記下8章にはヨシャパテの子ヨラムがユダ王国の王であった時代エドムがそむいて、ユダの支配から脱したこと(8章20-22)が記されていますが、オバデヤ書11節に述べられているエドムの反乱がこの時のことを述べていると考える聖書学者が多く、もしこの仮説が正しければ、オバデヤ書は紀元前840年から830年頃に記されたと考えることができます。
オバデヤ書は、イスラエルにたいして誇ったエドムが、その誇り、驕りのゆえに滅亡する預言が述べられ、主の日が来るときイスラエルが最終的に回復することがのべられています。
オバデヤ書は、主なる神が約束を守られ選びの民に敵対する者を滅ぼされ、その民を守られることが主題となっています。



 鍵となる聖句: 「 救う者たちは、エサウの山をさばくために、シオンの山に上り、王権は主のものとなる。 」 (オバデヤ書1章21)


概要

I. 必ず到来するエドムの滅び(1-9)

A. やがて下されるエドムへの裁きの宣告(1)       
B. 驕りと欺きにたいする裁き.(2-4)
C. エドムの完全な滅び(5-6)
D. エドムと同盟を結ぶものが裏切り、エドムの勇者たちが滅びる(7-9)

II. エドムの滅びの理由(10-16)  

A. 兄弟の災難を見捨てた罪(11-14)
B. すべての国々が神の怒りの杯を飲む日の近いことの預言(15-16)  

III. 解放と最終的な回復(17-21)  

A. イスラエルの解放と回復(17)
B. 最終的な勝利と栄光に満ちた御国(18-21)


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