Welcome to Calvary Chapel-Japanese Fellowship

www.calvary_chapel_japanese-fellowship/第一コリント人への手紙

新約聖書

第一コリント人への手紙の学び


背景


コリント人への手紙が使徒パウロによって記述されたことは疑う余地がありません。
パウロは、エルサレムからシラスと共に紀元49年末または50年から紀元51年頃に第二次伝道旅行に出かけたとき、はじめて小アジア地方からヨーロッパ、ギリシア、マケドニア地方に渡り、このときコリントの地に1年半滞在し、神のことばを教えつづけました。
しかし、福音を受けて集まる人々が増えるにつれてこのことを妬んだユダヤ人たちは、福音を信じることで救われるというパウロの主張とその教えに集まる人々が、ローマ帝国の法律に背く異端の集まりであるという訴えをこの地のローマ総督として赴任してきたガリオに対して起こし、そのときにガリオが彼らの訴えを却下したため、彼らの不満は逆に会堂司のソステネに向けられ暴動が起こりました。
このことによって、福音の伝道がローマ帝国の法律によって咎められることなく続けられ、その後しばらくしてパウロはこの地を去りました。
その後再び、パウロはエルサレムから紀元52年から紀元55年頃にかけて第三次伝道旅行に出かけ、エペソの地に足かけ3年程滞在し、その間にコリントの人々との接触を再三持ったと思われます。    
コリントの信徒たちの間には、未熟な信仰のゆえに様々な問題があり、新約聖書の正典には記されていませんが彼らの問題に対して最初に宛てた手紙は(5章9節参照)パウロの意図したようには彼らに伝わらず、さらに、エペソに滞在中にクロエの家の者からコリントの信者たちのあいだに分裂があることを聞かされました。
このようなコリントの信徒たちの状況に加えて、滞在の終わり頃ステパナとポルトナトとアカイコによってコリントの信者たちから使徒パウロに質問がもたらされ(16章17節参照)、これらの質問に答えるためにも紀元54年頃この手紙を記し、第一コリント人への手紙として正典に記録されています。

コリントは、当時の世界の商業の中心ともいうべき物質的には最も繁栄していた土地でした。これは、ギリシャ半島の南端に位置し、マケドニアとアケアを南北に結び、東西交通を結ぶ地峡という地理上の要衝となっていたことにも起因し、エーゲ海からアドリア海を経て首都ローマへ物資を運ぶプティオリ港には陸上も海上の交通も必ずコリントの地を通過しなければなりませんでした。
コリントはギリシャ哲学の中心ともいうべき土地であり、ストア派やエピキュロス派の異端的哲学に影響され、人々は修辞的な言論を好み、その言論の内容よりも弁論の表現方法や哲学的な思考に関心を示し世俗的なプライドに満ちていました。
さらに、近くにはアフロディテを祀る神殿が存在し、千人を超える神殿娼婦たちがこの地を通過する水夫や男たちの相手をし、道徳的に退廃した地域として知られ、コリントの婦人ということと娼婦は同義語と考えられていました。
コリントのこのような風紀の乱れた土地柄は、当時の世界でコリント人というだけで泥酔と不道徳を表す代名詞となっていたほどでした。        

手紙はパウロのコリント滞在中に福音を信じたユダヤ人と多数の異邦人、そして、その後も福音を受け入れて集まった人々に宛てて述べられています。
第一コリント人への手紙は、キリストにある自由とは何なのかということが述べられています。パウロはこの手紙でキリストにある自由についてのコリントの信徒たちの誤った理解に答え、人々が与えられた自由な選択によって栄光のキリストに似たものへと変えられる、聖化されてゆくことについて述べています。パウロはコリントの信徒たちの様々な問題について述べていますが、この手紙からクリスチャンがどのように聖化された人生を歩んでゆけばよいのかという実際の問題に答えています。


鍵となる聖句

1:9 神は真実なかたである。あなたがたは神によって召され、御子、わたしたちの主イエス・キリストとの交わりに、はいらせていただいたのである。
1:18 十字架の言は、滅び行く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である。
1:25 神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからである。

2:9 しかし、聖書に書いてあるとおり、「目がまだ見ず、耳がまだ聞かず、人の心に思い浮びもしなかったことを、神は、ご自分を愛する者たちのために備えられた」のである。
2:10 そして、それを神は、御霊によってわたしたちに啓示して下さったのである。御霊はすべてのものをきわめ、神の深みまでもきわめるのだからである。

3:16 あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか。
3:17 もし人が、神の宮を破壊するなら、神はその人を滅ぼすであろう。なぜなら、神の宮は聖なるものであり、そして、あなたがたはその宮なのだからである。

6:9 それとも、正しくない者が神の国をつぐことはないのを、知らないのか。まちがってはいけない。不品行な者、偶像を礼拝する者、姦淫をする者、男娼となる者、男色をする者、盗む者、
6:10 貪欲な者、酒に酔う者、そしる者、略奪する者は、いずれも神の国をつぐことはないのである。

6:20 あなたがたは、代価を払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい。

9:24 あなたがたは知らないのか。競技場で走る者は、みな走りはするが、賞を得る者はひとりだけである。あなたがたも、賞を得るように走りなさい。
9:25 しかし、すべて競技をする者は、何ごとにも節制をする。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするが、わたしたちは朽ちない冠を得るためにそうするのである。

10:13 あなたがたの会った試錬で、世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせることはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。
10:14 それだから、愛する者たちよ。偶像礼拝を避けなさい。

12:4 霊の賜物は種々あるが、御霊は同じである。
12:5 務は種々あるが、主は同じである。
12:6 働きは種々あるが、すべてのものの中に働いてすべてのことをなさる神は、同じである。

13:1 たといわたしが、人々の言葉や御使たちの言葉を語っても、もし愛がなければ、わたしは、やかましい鐘や騒がしい鐃鉢と同じである。
13:2 たといまた、わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。
13:3 たといまた、わたしが自分の全財産を人に施しても、また、自分のからだを焼かれるために渡しても、もし愛がなければ、いっさいは無益である。
13:4 愛は寛容であり、愛は情深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、
13:5 不作法をしない、自分の利益を求めない、いらだたない、恨みをいだかない。
13:6 不義を喜ばないで真理を喜ぶ。
13:7 そして、すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える。
13:8 愛はいつまでも絶えることがない。しかし、預言はすたれ、異言はやみ、知識はすたれるであろう。

13:13 このように、いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。

14:33 神は無秩序の神ではなく、平和の神である。

15:13 もし死人の復活がないならば、キリストもよみがえらなかったであろう。
15:14 もしキリストがよみがえらなかったとしたら、わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい。
15:19 もしわたしたちが、この世の生活でキリストにあって単なる望みをいだいているだけだとすれば、わたしたちは、すべての人の中で最もあわれむべき存在となる。
15:20 しかし事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。

15:21 それは、死がひとりの人によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人によってこなければならない。


概要

I. 挨拶(1:1-9)  

 

II. 福音によって成長することへの勧め (1:10–4:21)

A. キリストの福音にある一致 (1:10-17)
B. 十字架の言葉は神の力 (1:18–2:5)  
C. 御霊によって啓示される神の知恵(2:6–3:4)
D. イエス・キリストの土台に建てられる神の家 (3:5–4:5)
E. 神の家の管理者 (4:1-4:21)

III. 聖いキリストの肢体 (5:1–6:21)

A. 不品行による汚れ(5:1-13)
B. 争い合い、裁き合う肢体 (6:1-8)
C. 正しくないこの世の行いと汚れ (6:9-21)

IV. 信徒たちの質問に答えて (7:1–14:40)

A. 結婚について、クリスチャンが置かれている状況 (7:1-40)
B. キリストにある自由について、多くの人が救われるために、自分の益ではなく他の益を求める (8:1–11:1)
C. 聖霊の働きと賜物、いつまでも存続するもの、信仰と希望と愛と、このうちで最も大いなるものは、愛である。(11:1–14:40)

V. キリストの肢体である教会が知るべき復活についての教義 (15:1-58)

A. キリストの復活の証拠 (15:1-11)
B. キリストの復活の必要性 (15:12-28)


 

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