大淫婦バビロンの滅び   

(黙示録17章の講解)

17章は、大患難の時代の終わりの鉢の裁きのなかで第七の御使いが鉢を空中にぶちまけるときに行われる裁きの内容が描かれます。

イエスは、「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。」(マタイ福音書7章15)と言われ、宗教的なものの中に潜む偽りにたいして警告されています。

人は創造された時から創造者である神を見出さずには本当の平安を得ることのできない者、人の存在の最も深いところで神によってのみ埋められる霊的存在として造られました。
人が罪によって神との関係から離れた時から、人の存在の最も深い要求を満たそうとするこの性質、霊の部分は堕落し、汚れた、歪められたものとなってしまいました。
人の霊的存在、神を求める性質は、罪によって真の生ける神ではなく偶像へと向けられるようになってしまいました。
このような人々を欺き、人の魂を地獄の滅びに至らせる偶像礼拝、宗教的な惑わし、偽の宗教制度の正体が描かれ、それにたいする裁きが下されます。

創世記から黙示録の聖書全体をとおして二つの都が何度も登場してきます。一つは、神が選ばれた都、エルサレムです。そして、もう一つは、神に反逆してきた都、バビロンです。
最初にバビロンについての記述が聖書のなかで出てくるのは創世記10章です。神が古い世界を大洪水でノアとその家族8人以外の人類すべてを滅ぼされた後で、箱舟から出たノアとその3人の息子セム、ハム、ヤペテのうちハムの子孫、ニムロデが権力者となったことが記録され、このなかにバベルについての記述があります。                   

バベル、バビロンは混乱の象徴です。

バビロンは、バベルの塔を中心として、ニムロデによってバビロンの平野に建てられました。 
ニムロデנמרד נמרוד  nim-rode' というヘブル語の原語は「反逆」という意味であり、文脈からニムロデは神に反逆し、この世の権力者としてシヌアルの平野に王国をたて、自分たちの力によって天に届く塔を築こうとしました。
ニムロデは、この世で人類が作り出す政治、経済、宗教の制度を最初につくりあげました。  

伝説によれば、彼は神に反抗するこの世の独裁者として当時の世界に君臨し、猪狩のときにその牙にかかって死んだとされています。
妻のシムラマは夫の死を悼んで40日の喪に服した、その喪の期間に死んだはずのニムロデの子をみごもり、春になってニムロデの霊魂によって産まれた夫の生まれ変わりである子をタンムースと名づけました。ニムロデの不滅を象徴するためシムラマはタンムースの産まれたとき金の卵を記念に作りました。
タンムースは成長した後、一年のうちで最も日の短くなる12月25日に生涯を終えますが、人々が彼の死を喪して葉緑樹を飾り、それを燃やしたところ、炎の中から三日目に再びタンムースが現れ、シムラマとタンムースは、天の女王と復活の神として崇められたということです。             

この伝説神話は、あらゆる宗教伝説、偶像礼拝の原型となりました。

この宗教神話とシムラマ、タンムースを奉る座(ポントス・マキシマスの座)は、ネブカデネザル二世王の時代までバビロニア帝国に引き継がれ、このバビロニア帝国を滅ぼしたミード・ペルシアの王クロスの時代にペルガモの地に引き継がれ、ローマ元老院の時代、この地を治めたローマの将軍ポンペイウスの頃からローマに引き継がれました。

世界帝国となったローマでこの世の権力を手中にしたポントス・マキシマスの座に座る歴代皇帝は、福音を信じる人々が増えるに従って、イエスが約束されたメシアであると信じる人々の群れを迫害し、一世紀の末には使徒たちをはじめ六百万人以上の人々が殉教しました。   
ローマ皇帝の弾圧と迫害にも拘わらずイエスをキリストと信じる人々は増え続け、ローマ帝国が衰退しはじめる三世紀初頭、皇帝の権力を争ったコンスタンチヌスが戦闘の勝敗を決するマルビアン橋の上に炎の十字架を見、クリスチャンとなった多数の民衆の支持を得るために紀元三百二十二年、キリスト教をローマ帝国の公認宗教としました。
コンスタンチンは帝位に就くと、自らポントス・マキスムの首座に座り、弾圧されていたクリスチャンたちをローマ古来の宗教指導者たちとともに集め宗教会議を開きクリスチャンの長老を宗教組織の長としました。これは、組織化された法王制度へと発展し、法王はローマ古来の神々を含めた宗教組織、ポントス・マキスムの称号を受け継ぎ、ローマ法王制度のなかに異端的なものが混じり合い、ローマ・キリスト教会のなかにもバビロニアに端を発する宗教的まやかし、宗教的なもののなかにある穢れた部分、闇の部分が引き継がれていきました。

イエス・キリストを救い主であることを信じる信仰が、宗教として国家が決めた制度となったことによって、キリスト教会の最も大切な部分、福音と信仰のなかに欺きが入り込み、制度、慣習、伝統に縛られ聖母礼拝、聖徒崇拝、煉獄、免罪符など聖書のみことばと矛盾するものが教義となりました。
人々は、宗教活動や宗教制度によって、自分たちの努力によって天に届く塔を建てようとしたときのように、人々が自分たちの努力や悟りによって神の領域に達し、世界平和がもたらされるかのような錯覚を持ちます。
神の怒りがこの世に注がれる大患難の時代には、神に反対するサタンの世界中を巻き込む宗教活動を含んだたくらみ、活動が絶頂に達します。

患難の時になると丁度ニムロデが宗教的なまやかしによってバビロンの平野に自分たちの力によって天に届く塔を築こうとしたように、世界中のあらゆる宗教的な儀式、祭り、人々の生活、伝統に染みこんだすべての宗教的なものをひとつにして人々は神に反逆しようとするのです。
このような宗教的なまやかし、偶像礼拝に対する裁きが下されてゆく様子がこの章で詳細に描かれています。

黙示 17:1 また、七つの鉢を持つ七人の御使いのひとりが来て、私に話して、こう言った。「ここに来なさい。大水の上にすわっている大淫婦へのさばきを見せましょう。
黙示 17:2 地の王たちは、この女と不品行を行ない、地に住む人々も、この女の不品行のぶどう酒に酔ったのです。」

最初に大水の上に座る大淫婦が出現します。
すでに13章で龍から力と権威と位を与えられた獣と、子羊のような二本の角をもった竜のようにものを言う、もう一匹の獣が登場しましたが、この大淫婦は、子羊のような謙虚さと優しさを装い、世界の宗教を平和の謳い文句によって一致させ、宗教的な指導者として登場する偽預言者、世界中の多くの国家を巻き込んだ欺きの宗教制度、偶像礼拝に人々を引き込む大淫婦に象徴される偽預言者が登場することを示しています。

七つの鉢を持つ七人の御使いのひとりが出てくると、この御使いはヨハネに、大水の上にすわっている大淫婦へのさばきについて語ります。この大水は、15節に、「あなたが見た水、すなわち淫婦がすわっている所は、もろもろの民族、群衆、国民、国語です。」と、御使いが述べているように世界中の多くの国家をのことを意味しています。                

そして、大淫婦は、人々を偶像に誘う偽の預言者、子羊のような謙虚さと優しさを装い、世界の宗教を平和の謳い文句によって一致させ、宗教的な指導者として登場する偽預言者のことを意味しています。

この大淫婦は人々を霊的な姦淫、すなわち偶像礼拝に引き込みます。
創造の生きた唯一の神以外の偶像の神を礼拝することは、霊的姦淫、霊的な不品行です。  御使いは世界中の指導者が偶像礼拝を行い、全世界の人々が偶像に酔いしれた、と言っています。

黙示 17:3 それから、御使いは、御霊に感じた私を荒野に連れて行った。すると私は、ひとりの女が緋色の獣に乗っているのを見た。その獣は神をけがす名で満ちており、七つの頭と十本の角を持っていた。
黙示 17:4 この女は紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持ち、
黙示 17:5 その額には、意味の秘められた名が書かれていた。すなわち、「すべての淫婦と地の憎むべきものとの母、大バビロン。」という名であった。
黙示 17:6 そして、私はこの女が、聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。私はこの女を見たとき、非常に驚いた。

12、13章でみたように、サタンはサタンの化身ともいうべき反キリストをとうして全世界の経済、金融制度を統一し、世界政治のグローバリゼイション、統一化を一層すすめます。そればかりでなく、惑わしの霊によって、どのような宗教的、信条的な違いがあったとしても、人々が努力してゆくことで結局は唯一の神にゆきつくことができるという、霊的なまやかしの偶像礼拝をすすめ、統一世界宗教ともいうべきものを組織化していきます。

全世界の人々は、この統一され、管理された制度のもとにマインドコントロールともいうべき完全な支配のもとに、日常生活ばかりでなく、個人の思想、信条までもがコントロールされていきます。
サタンのこの世における目的は、全世界の政治、宗教、金融・経済を統一し、それら全てを完全に自らの手中に治め全世界の人々を永遠の滅びにともに引きずり込むことです。

七つの頭と十の角とがある赤い獣の反キリストは、七つの丘の都ローマと旧ローマ帝国の要素を持ったいくつかの国々から構成される複合国家、十ヵ国または十の区域を代表する連合国家三ヵ国を支配下に治めて世界政治の独裁者として登場する筈です。獣が緋色なのは、この獣によって多くの人々が血塗られてきたことを意味しています。

この箇所では、緋色の獣に乗って紫と緋の衣を着、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものや自分の不品行の汚れでいっぱいになった金の杯を手に持ち、その額には「すべての淫婦と地の憎むべきものとの母、大バビロン。」という意味の秘められた名が書かれた女が登場します。

ヨハネは、この女が聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見て、非常に驚きました。

先に見たように、この姦婦はキリストの花嫁である教会が携挙された後に、取り残された偽の教会を代表する宗教組織によって人々を霊的な姦淫、すなわち偶像礼拝に引き込む偽預言者のことです。
黙示録のなかで女は宗教制度の象徴として描かれています。

変遷を経てバビロンからローマに移り、ポントスマキシムの座に座る法王制度を中心に組織化された宗教組織のなかに澱のように潜む異端的教義、宗教的伝統こそ紫と緋の衣を着、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものや自分の不品行の汚れでいっぱいになった金の杯を手に持ち、その額には「すべての淫婦と地の憎むべきものとの母、大バビロン。」という意味の秘められた名を象徴するものにちがいありません。

黙示 17:7 すると、御使いは私にこう言った。「なぜ驚くのですか。私は、あなたに、この女の秘義と、この女を乗せた、七つの頭と十本の角とを持つ獣の秘義とを話してあげましょう。
黙示 17:8 あなたの見た獣は、昔いたが、今はいません。しかし、やがて底知れぬ所から上って来ます。そして彼は、ついには滅びます。地上に住む者たちで、世の初めからいのちの書に名を書きしるされていない者は、その獣が、昔はいたが、今はおらず、やがて現われるのを見て驚きます。

獣が女を運んでいるという描写から、鉢の裁きのときに反キリストが偽預言者、この箇所の女に象徴される世界宗教を利用し、彼らはともに世界中の残された人々を欺き、滅びへと引き込みます。
反キリストが現れるとき、どのようにして反キリストが偽預言者によって全世界の人々を惑わすのだろう、と思っていたヨハネは、ここで、この底知れぬ所、地獄から上ってくる七つの頭と十本の角を持つ、昔はいたが、今はおらず、やがて現れる獣の正体を見て驚きます。

黙示 17:9 ここに知恵の心があります。七つの頭とは、この女がすわっている七つの山で、七人の王たちのことです。

幻によって、ヨハネは、七つの頭は七つの山であることを示されています。このことは、七つの山(丘)の上に建てられた都、ローマを意味していることは明らかです。

ローマの都を本拠にしてヨハネがこの終わりの日の黙示を見せられるときまでに七人の王、すなわち、七人の皇帝が帝位に就きました。
初代皇帝オクタヴィアヌス・アウガスタスから数え、イエスが公生涯を過ごされたときの2代目皇帝タイベリウス、3代皇帝カリグラ、4代皇帝クロディウス、5代皇帝ネロ、6代皇帝タイタス帝、ヨハネを迫害し、パトモス島へ流罪に処したドミシャン帝まで七人の皇帝が帝位に就き、そのうち5人の皇帝は毒殺、暗殺、自殺など尋常ではない死に方でこの世を去っていました。

黙示 17:10 五人はすでに倒れたが、ひとりは今おり、ほかのひとりは、まだ来ていません。しかし彼が来れば、しばらくの間とどまるはずです。
黙示 17:11 また、昔いたが今はいない獣について言えば、彼は八番目でもありますが、先の七人のうちのひとりです。そして彼はついには滅びます。

歴代のローマ皇帝は自ら神であると称し、人々が皇帝を拝むことを強要し、イエスの贖いを個人的に受け入れ、ローマの極刑十字架で血を流され死から復活し、やがて再び来られるキリストを主と信じるクリスチャンの群れを激しく弾圧し迫害しました。
七人の皇帝のうちヨハネがこの黙示の幻を見た時点では7代皇帝ドミシャン帝が帝位に就いていました。

黙示 17:12 あなたが見た十本の角は、十人の王たちで、彼らは、まだ国を受けてはいませんが、獣とともに、一時だけ王の権威を受けます。
黙示 17:13 この者どもは心を一つにしており、自分たちの力と権威とをその獣に与えます。
黙示 17:14 この者どもは小羊と戦いますが、小羊は彼らに打ち勝ちます。なぜならば、小羊は主の主、王の王だからです。また彼とともにいる者たちは、召された者、選ばれた者、忠実な者だからです。」

これから現れる反キリスト、獣は、クリスチャンを弾圧し、迫害したローマ皇帝たちのように世界を支配する政治、宗教、経済の権力を握り、キリストを信じる人々を弾圧し、おそらく旧ロ-マ帝国領土の版図のヨーロッパ10ヵ国連合、または世界の十地域を代表する複合国家のうちの3ヵ国を支配し、そこから全体を統合するような世界国家の独裁者として登場すると思われます。

彼は、ローマ皇帝が世界に権力を誇示したように、8人目の王として自分以外のものを神と信じる人々を弾圧、迫害し殺し、宗教的欺きを象徴する姦淫の女、偽預言者によって全世界の人々が自分を拝むことを強要します。
七つの頭と十本の角とを持つ緋色の獣と、この獣に乗った紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持った大姦婦は、子羊と戦いますが子羊に勝つことはできません。

反キリストと世界を惑わす偽預言者、彼らに従う人々はキリストに最後の抵抗を試み、イエス・キリストとキリストに従う人々に敗北します。

黙示 17:15 御使いはまた私に言った。「あなたが見た水、すなわち淫婦がすわっている所は、もろもろの民族、群衆、国民、国語です。
黙示 17:16 あなたが見た十本の角と、あの獣とは、その淫婦を憎み、彼女を荒廃させ、裸にし、その肉を食い、彼女を火で焼き尽くすようになります。
黙示 17:17 それは、神が、みことばの成就するときまで、神のみこころを行なう思いを彼らの心に起こさせ、彼らが心を一つにして、その支配権を獣に与えるようにされたからです。
黙示 17:18 あなたが見たあの女は、地上の王たちを支配する大きな都のことです。」

反キリストは、最初獣に乗る女、偽預言者を利用し、人々が自分を神として拝むように仕向け、患難の時代の半ばに、建てられた神殿の至聖所で神であることを宣言した後には、この偽預言者を疎んじその淫婦を憎み、彼女を荒廃させ、裸にし、その肉を食い、彼女を火で焼き尽くすようになります。

ヨハネが幻を見たときにはすでにこの世を去った5人の皇帝のうち、特にネロ帝は、初期のクリスチャン達から「獣」と呼ばれ、使徒パウロがイスラエルの議会、祭司長たちから偽証によって告訴されエルサレムの議会に引渡されるかわりにローマ市民として無実を証明するために皇帝に上訴したときの皇帝でした。(使徒書25章11参照)

聖書にはパウロが皇帝ネロの前でどのように潔白と福音の弁明を述べたのかは記されていませんが、疑う余地のないことはパウロはネロに信仰の弁明と福音について述べ、復活の栄光のイエスに自分が出会ったこと、イエスが罪の滅びから人を救う神の御子であり、イエスを信じるものに永遠の命が与えられ、イエスを否定し、神の和解を受け入れないものには裁きと永遠の滅びに至ることを述べたにちがいないということです。(使徒書22章13-23章24参照)
ネロはパウロの釈明を一度は受け入れ釈放しますが、その後パウロを捕らえ、首をはねただけでなく、使徒ペテロをも逆さ十字架に架けて殺したと伝えられています。

興味深いことは、単に野心にあふれ、帝国内の様々な建設計画を手がけていたネロがパウロの弁明を聞いた頃から別人のように変わり、狂人のように帝国内のクリスチャン達を迫害し、「獣」と恐れられるようになったことです。
ネロが行ったことは常人の域をはるかに逸したものでした。彼は自分の思い通りに建て替えるためにローマの都を放火し、市民の非難が自分に向けられそうになると、その責任をクリスチャン達になすりつけ、無実なクリスチャン達を素手で猛獣と闘わせ、見世物とし、彼らの血を流し、クリスチャンたちを捕らえて王宮の庭で彼らを十字架に架けてさらしものとし、身体にタールをかけて火をつけ、自分は裸になって戦車で狂気に満ちた悲鳴をあげて、焼き殺されるクリスチャンたちの間を駆け抜けるというような狂気の沙汰を起こしました。

ヨハネが黙示録を記したときにはネロはすでに自殺し、この世を去っていましたが、獣と呼ばれたネロの存在は、昔いたが今はいないという状態でした。

地獄の底から昇ってくる「獣」は、ネロがローマ皇帝として完全にサタンの虜となったようにイエスの救い、創造者である神を真っ向から否定し、自分が神であることを宣言する人物です。

このように、八番目の者は、かの7人のローマ皇帝のうちのひとり、ネロのような人物であってネロが滅んだように、滅びにいたります。
13章で「ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。」(18節)と述べられている箇所を見ました。ギリシア語やヘブル語は、それぞれのアルファ、ベータ、ガンマ、やアレフ、ベス、ギメルという英語のアルファベットの文字が数字の一,二,三、という数字をあらわし、反キリストの名を数字の合計にすると六百六十六となり、聖書で人をあらわす六という数字によってサタンの化身である獣が人としてあらわれます。

ローマ皇帝ネロがサタンに捕らえられたように、「獣」である反キリストがサタンの化身のように君臨し、自分が神であることを世界に誇示するでしょう。
反キリストをはじめ、キリストを否定し反逆するものたちの最終目的は、イエスを滅ぼすことですが、彼らはキリストとキリストに信頼するものたちによって滅ぼされます。

獣に乗って登場した淫婦は、16節では獣がこの淫婦を憎み、みじめな者にし、裸にして彼女の肉を食らい、火で焼き尽くします。
このことは、当初には神々の首座、ローマの都を中心とした偽りの宗教制度や伝統がこの世の権力を利用して世界統一宗教とでもいうような影響力を人々に対して振るいます。しかし、一度「獣」がこの女によって権力を手にすると、すべて神と呼ばれたり、拝まれたりするものを廃して宗教に対しての最終的な弾圧を行います。
しかし、生ける神の子羊キリストは、ご自身の御旨によって女と獣を滅ぼされます。



 
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